2018シーズンも残りわずか1ヶ月。2019シーズンが開幕します。
これから1年をかけて新チームをつくらなければなりません。
チームをつくるために、1年間意識して指導したところと流れを紹介します。
“秋” (9~11月)
・キャプテンの決定。
まずは、試用期間を経て、新キャプテンが決定します。
キャプテンが決まれば、監督さんもコーチも○○キャプテンと呼びます。
これは本人というより、周りへの意識付けの意味合いが大きく、
このキャプテンが1年間チームを引っ張り、気配りを率先するということを意識付けします。
・キャプテン、上級生に自覚を持ってもらう。
上級生になったとたん、勘違いをする子も出てくるので、
道具の出し入れや片付けは、キャプテン中心に上級生にやってもらいます。
上級生ができないことを、下級生にやってもらうなんてありえません。
下級生には、上級生が何をしているのかをしっかり見るよう伝えます。
・チームとしての決まりごと、ルールを決める。
良い“伝統”は引き継ぎ、悪い部分はなくさなければなりません。
チームとして徹底していくルールを決めていきます。
新チームでも、2つのルールが出来上がりました。
木村コーチが教えてくれた大切なこと。。。
保護者の方々は、子供たちが理解できているか聞いてみてくださいね。
“冬” (12~2月)
・最後までやりきることの大切さを知る。
リトルリーグはこの期間はオフシーズンとなります。
対外試合がなくなり、1年間で最もハードな練習が始まります。
安芸リトルが最も強く、大きく成長するのもこの時期。
このハードな練習を全員でやりきることで“チーム力”が出来上がってきます。
・仲間を思いやる気持ちを育む。
きついときは、みんなで励ましあいます。
上級生、下級生の距離が縮まり、本当の意味でみんなが仲良くなっていきます。
ここでの頑張り、チームワークが5月以降の大会の結果にそのままつながります。
“春” (3~5月)
・準備の大切さを知る。
いよいよシーズンスタート。毎月公式戦が組まれ、練習試合も増えます。
大切なのは、各大会に全力で取り組み、そのプロセスを確認すること。
遊びの“楽しさ”と、本当の意味での野球の“楽しさ”の違いを理解するのもこの時期。
楽しい大会にするためは、事前にしっかりとした準備をしておく必要があります。
・結果に対しての振り返り、反省が出来るようになる。
勝っても負けても反省会を行い、チームとしての熟成度を上げていきます。
出来たら嬉しい、出来なくて悔しいと思う気持ちを自分自身で考え、
状況によっては、自分たちでチームの軌道修正をしていくことが必要になります。
“夏” (6~8月)
・あとは夏の大会に挑むのみ。
この時期になると、たいして教えることはありません。
最上級生は自分たちが一番理解しているはず。自分たち考え、自分たちで変わらなければなりません。
下級生がサポートに回る分、上級生として求められるもの、プレーの要求もぐんと上がります。
最後の公式戦。。。残念ながら早い夏の終わりとなってしましました。
ただ、今年のチームは“自分たちで開き直る”という素晴らしい成長を見せてくれました。
下級生もその姿をしっかり目に焼き付けたはず。
上級生を中心に、野球以外のところをばかりを厳しく指導をしてきました。
ただ、どこにも負けないだけの“チーム力“はつけれたと思っています。
メジャーの試合で本当に厳しい場面になった時こそ、この“チーム力”が発揮されるはず。。。
“本当のことを言うと、もう少しだけ見たかったけど、、、次のステージで頑張れ!!”
今年もそんな思いを残して、新チームがスタートします。