朝の集合。木村コーチからとっても大切な話がありました。
“今日は野球を教えていただく身、そのことをしっかり心に入れて、、、”
普段もそうなのに、、、すみません。
そんなことを忘れ、球場に入るなり、子供たちは興味深々。
球場でかっ!こんなに飛ばすん?
飛ばすよ。木バットだから冬はなかなか厳しいけどね。
木なん?社会人野球って何?プロ?
まぁ、ここにいる人たちは、プロみたいなもんかな。
えっ!!、、、みんな大騒ぎ
ゲージ、ブルペン、室内練習場、どこを見ても充実の設備。
それをフルに使わせてもらって、各班に別れて指導をしてもらいました。
何よりも盛り上がったのが、現役選手によるデモストレーション。
ゴロ一つでも、打球反応、ステップ、バウンドの合わせ方、入り方、握る場所、スローイング全てが違う。
細かく、ポイントを丁寧に教えてもらいました。
打撃では、立つ場所、待ち方、ポイントの入れ方、テークバック、入れ方、インパクト、フォロースルー。
インパクトでの押し込みは、ボールがつぶれていると錯覚するほど。
野球が上手くなるためには、大人のプレーを間近で体感することが大事なんだって。。。
みんなとても楽しく、野球を勉強させてもらいました。
選手の皆さん、ありがとうございました。
あと、豚汁もおいしかったです。
P.S.
社会人野球って?子供達に聞かれました。
説明が難しいので“プロみたいなもんだよ。”って答えたら、“えっ!!”色々聞きたそうでした。
もし聞かれたら簡単に教えてあげて下さい。
社会人野球は大きく分けると、企業チームとクラブチームの2種類。
広島には企業チームが6チーム、クラブチームが2チームあります。
企業チームは給料が出て、引退後もそのまま企業に残れます。
シーズン中は野球に専念、それ以外は、AM:仕事、PM:練習といった日が多いです。
ちなみにお父さん達が気にしていた給料は、一般社員と同じ。(成績での変動はありません。)
一方、クラブチームは給料は出ず、仕事の合間をぬって練習します。
大抵の場合、大きな企業やスポンサーが活動費をバックアップしています。
今日の三菱重工広島は企業チーム。
企業チームの方がハードルが高く、毎年3名程度しか入れません。
どうやって入るかというと、まずは大卒が前提。高卒で入る子は相当凄いです。
大きな大会での活躍や、強豪大学(OB)からの売り込みにより、調査を行い企業側から声をかけます。
企業は大学に調査書を送り、生年月日、身長・体重、学力、単位、意思、身体能力、診断書を確認。
調査を通れば、企業チームの選手になれます。(ですので、適正検査や就職試験はありません。)
野球をすることでお金をもらっているので、言わばプロ。
今日も福岡ソフトバンクからドラフト2位指名を受けた、杉山投手も普通にいました。
そんな選手に付きっきりで教えてもらえるなんて、羨ましい限り。
こんな機会を与えてもらえることに “感謝”。